過去の研究日誌7

過去の研究日誌 七冊目


 二〇〇四年十月十九日(火)

 テレビで「サラリーマン忠臣蔵」という映画を家人が見入っているので横目で 見てみる。
 元の話に比べたら真面目だがどこか呑気なのりで、大石氏が、吉良氏に乗っ取 られた会社を辞めて新しく会社を興したところで、私は用事があったので外出す る。
 そして帰宅し、途中から帰ってきた人も合わせた二人に、
「ただいま、さっきの映画、討ち入りはした?」
 と聞いたら、声を揃えて、
「した」
 とのこと。めでたし。
 ・・・何処へ討ち入ったんだ?


 二〇〇四年十月十八日(月)

 何を思ったのか、文藝春秋・編『キネマの美女 二十世紀ノスタルジア』(文 藝春秋)を図書館から借りた。戦前から戦後にかけての女優を紹介している本な のだが、やはりこういう本は名前だけでも知っている女優さんを見つけると大変 面白い物である。顔も存じているとなおよろしい。
 で、
「おお、原節子は本当に綺麗だ、仮名とはいえ同じ名前でいいのか自分!」
 と素直に驚いたり、
「藤間紫みたいな学校の先生がいたら良い意味で大変だったろうなあ」
 などというどうでもいいような空想を描いたと思えば、
「岩下志麻の表情が普通の笑顔だ!」
 というような失礼なことを考えたり(極妻に恐ろしいことを)、
「菅井きんが今と変わりない!」
 と脅威を感じたりしたが、一番驚いたのは、
「・・・これが八千草薫・・・」
 しばらくの間見とれた。可憐だ。今もだが。


 二〇〇四年九月六日(月)

 森薫『エマ』(エンターブレイン)への熱が高じて月刊コミックビームを買う ようになり(隣町の書店にあると知るまでは梅田まで買いに行っていた・・・) 、数か月が経った。

 先週あたりから急に、同誌絶賛連載中の竹本泉『よみきりもの』(エンターブレイン)の単行本が欲しくなり、貯 金箱の中身を銀行で両替しつつも(両替の枚数制限をしていなかったI銀行あり がとう)、あったと記憶していた店へ駆け込む。どこか微妙に普通とは違う日常 の世界をまとめ読みできて大変嬉しい。
 ちなみに同誌爆走連載中の岩原裕二『いばらの王』(エンターブレイン)もも う買っている。そして作品の謎について家族と喧嘩する。
 誰か止めて下さい。

 しかし止まる筈もないまま、貯金箱の中身が結構あったのを幸いと安部吉俊『 灰羽連盟』画集も購入する(角川書店)。  小林めぐみ『ひよぴよ』(角川書店)も手に入れた。今読んでいるがやっとひ よちゃんご降臨(いえ、何を目的に私が読んでいるかは、これをお読みのあなた も私も百も承知とは思うが、それに言及するのはぐっと堪えて頂ければ幸いであ る。だってまだ出ているところまで読んでいないし)。『食卓にビールを』(富 士見書房)はもう入手している。

 なお、貯金箱には、帰宅毎に財布の中の五十円玉以下の硬貨を全部入れるよう にすると、貯まりやすく実りも多い。


 二〇〇四年八月二十一日(土)

 PS「ヒカルの碁 平安幻想異聞録」、ひとまずはストーリーモードをクリア する。めでたい。
 しかし塔矢お父さんとフリー対戦できず。またやるか。(とほほ)
 ラスボスは予想通りであったが、というか説明書を読んだ時点で分かるのだが 、ラストのあれは予想できなかった。
 それにしてもラスボスもおいしい役所だったが、一番おいしい役所は座間さん だろう。絵に描いたような狡い悪い役が見事にはまっていて、見ていて腹を立て ながらもうっとりしてしまった。

 で、これで読めるようになったかもしれないと図書館で囲碁の本を借りるが、 専門用語が分からずに挫折する。初心者の一手は神の一手より険しい、かもしれ ない。


 二〇〇四年八月十六日(月)

 以前、欲しいなと思っていたPS「ヒカルの碁 平安幻想異聞録」(コナミ) を入手して、いませっせと遊んでいる。
 やっと囲碁のルールと基本を掴む。やれやれ。
 そして最初の壁が筒井さんになるとは思わなかったが(加賀さんにはあっさり 勝てたのに筒井さんは五回ぐらい挑戦した)、その後は何とかコンピューターの やり方が分かってきたのか、九×九の盤でとはいえ、あまり苦労せずに勝てるよ うになってきた。加賀さん、折角援護にいらっしゃったのに一つも碁石を消さな いで帰らないで下さい。続けて二回もそうされたので負けるかと思いました。
 でも今のデータでは、フリー対戦で塔矢お父さんや桑原さんや座間さんや一柳 さんと対戦できないので、ストーリーモードはまだまだ続ける予定だ。
(しかし、久しぶりなのにすぐにこの四人の名前を打てた私って・・・)


 二〇〇四年八月七日(土)

 雷雨。雷は怖い。

 念願のPS「ベイグラントストーリー」(スクウェア、まさかこのゲームが出 た頃はスクウェアエニックスになるとは思いもしなかったな)クリア。ラスボス はとっても卑怯な手で倒させていただいた。そうでないと倒せないので。
 しかし説明書に全登場人物の紹介を載せてくれないのと含みを持たせ過ぎた台 詞の乱舞により、未だに各人物の所属と関係が分からなくて混乱している。もう 一回最初から遊んでみたら分かるのだろうか。
 それにしてもラスボス、最初に出てきた時はまさかラスボスになるとは思わな かった。


 二〇〇四年六月三日(木)

「どうして四百匹ぐらい倒してもほのおのせんしは仲間にならないのでしょう」
「知りません」

 牧野修『だからドロシー帰っておいで』(角川書店)を読んだ。
 阿鼻叫喚とファンタジーが好きな(後者はともかく前者・・・)私にはたまら ない作品だった。牧野修の作品で私が最初に触れて一番のお気に入りである『プ リンセス奪還』(ソノラマ文庫は何社だったか)もそうだが、牧野修の主人公は 時々外見が今ひとつの中年男性や中年女性が主人公になったりするが、それぞれ ちゃんと彼らにしか出せないような格好良さに繋がるのが凄い。

 観られたらいいなという映画リスト。(順不同)
 「ミッシング」「いつか読書する日」「東京原発」「少女へジャル」「スクー ル・オブ・ロック」「モナリザ・スマイル」「卒業の朝」「ゲート・トゥ・へヴ ン」「花嫁はギャングスター」「キッチン・ストーリー」「カレンダー・ガール ズ」「ウォルター少年と、夏の休日」「キューティーハニー」「スチームボーイ 」「世界でいちばん不運で幸せな私」「幸せになるためのイタリア語講座」

 多分大半が観られない。


 二〇〇四五月二十三日(日)

 Zをちらちら見たのがきっかけでガンダムをもう少し詳しく知りたくなったの で、トニーたけざき『トニーたけざきのガンダム漫画』(角川書店)を購入して 読んだ。
 最初読んだ時は「?」と思う事もあったが、通して読むとその妙な世界観と作 品への思い入れがツボに来た。

 ところで上記の文における間違いを挙げてみましょう。


 二〇〇四年五月七日(金)

 最近うっかりはまった本。
 ココロ直『アリスのお気に入り』(集英社)主人公が少女で殿方が山と出てい るから。軽く読めるのが気になるが世界観がとても好みだ。先月新刊が出たばか りなのに、来月にもう次の巻が出るらしい。早い。
 森薫『エマ』(エンターブレイン)英国だから。『シャーリー』も入手した。 実は表紙の絵だけで藤田貴美『ご主人様に甘いりんごのお菓子』(幻冬舎)を買 ってしまったぐらいだ。私としては朝に通いの執事が朝食の材料抱えてぐっもー にんまだむ、と現れる方に憧れるが。
 大体、ストッキングのガーターに武器を仕込んでないメイドはときめかない( そんなのにときめくのは私だけか)。
 能條純一『月下の棋士』(小学館)うっかりと、そういえばきちんと読んでな いから読んでみるか、と1巻手に取ったのが運の尽きである。時間切れにより途 中で読むのを切り上げてから再開できるまでの時間は地獄だった。これを読んで 久しぶりに将棋を指したくなった人はいるだろうけれど(勿論無駄に端歩突きで )、始めたくなった人はいるのだろうか。


 二〇〇四年三月十五日(月)

 ついに左目のコンタクトも二代目である。ついでに保証の効く内に右目の方は 五代目に入ってしまった。

 最近の近況その2。

・やっとガンダムを見る(でもZ)

 家人が知人から借りたZガンダム(表記はこれで合っているのか?)を、傍目 で飛ばし飛ばし見物する。
「このクワトロさんって何者?シャアと同じ声だね」
「シャアだよ」
「・・・シャアって金髪だったの!?いやそれより私、シャアとアムロは最初の ガンダムで死んだと思ってた」
「死んだのなら逆襲のシャアはどうなるんだ!」

 あれはカウボーイ・ビバップの劇場版と同じで、過去話だと思っていました。 思い込みは恐ろしい。
 何故かZZの初回は記憶にあるので、カミーユがどうなったかについては知っ ていたのだが。
 後は「シロッコさんはたらしだなあ」とか、そんないい加減な感想しかない。 エマさんとフォーとウォンさんがいれば後はいいや。特にウォンさん。ロッテン マイヤーさんのように素敵だ。

・野望達成(セツコの野望と銘打つべきだっただろうか)

 ずっと欲しかった懐中時計を手に入れた。それだけ。

・太田忠司『天霧家事件』(徳間書店)入手する。

 私はミステリーは読む気になったときに一気に読まないと、全く食指が動かな いのである。
 で、読む。
 ・・・野上さん、鈍すぎる。

・『イノセント』見てません

 前作の攻殻機動隊も見ていない。何だか見に行ったら頑張れおちゃらけはない ぞ二時間弱耐久レース、になる気がするので、ビデオが出たら休み休み見よう。
(先日、ビデオで休み休み『死の棘』を見てしまったときと、どちらがよりしん どい思いをするのだろうか)


 二〇〇四年三月七日(日)

 結局、jmailはサービス継続だそうなので、メールはこのままにしてもい いようだ。良かった。
 で、最近の近況。

・天橋立に行って来ました。
 作法に則り、股覗きもしてきた。これで日本三景は制覇だ。どれも壮観、とい う言葉がよく似合う。

・今年に入ってから見た映画。
『ファインディング・ニモ』(良くできている。逆に出来過ぎていて何かが物足 りないような)
『味』(ドキュメンタリーだから仕方がないが、もう少しもったりじゃない速度 にならなかったのだろうか。取りあえず、今度から中華料理を作る時、砂糖と化 学調味料を入れるのは止めておこう)
『ラブ・アクチュアリー』(最初はバラバラだった一つ一つのラブストーリーが 、回り回って一つの奔流となり、米国との間に発生した英国の危機を救うのだっ た!という話ではなかった。残念)
『ゼブラーマン』(どうしてエンディングにゼブラーマンの歌フルコーラスも流 してくれないの)

・エリーのアトリエを入手する。
 PS版である。どう攻略したらよいのか、さっぱり分からない。
 最初は取り敢えずオリジナル調合には手を出さずに育ててみたら、そこそこ良 いエンディングに辿り着いた。  もっといいエンディングに辿り着くには、妖精さんをこき使うしかないのだろ うな。

・サクラ大戦を入手する。
 PS2版の1である。何年越しの野望だったのだろう。少し目が遠くなる。
 第2話まで頑張ってみたが、マリアさんに嫌われていてピンチだ。

・OSAKAも再び頑張ってみる。
 攻略サイトさんを見つけたので、記事収集の為にロードを繰り返す事が少なく なった。良かった。  最初からその月ごとに人数が一番多いリンク先と契約し続けるという、金持ち 喧嘩せず作戦を取ると、本戦も初戦から余裕で勝てた。目指せ購読人数二百五十 万人突破、である。


 二〇〇四年二月十二日(木)

 雑賀礼史『リアルバウトハイスクール』(富士見書房)の九巻と十巻を一気読 みする。
 九巻のクイズ予想だが、静馬はこのまま順当にいったら刹羅、の筈なのに意外 性を考えるとその次に来そうな何かを考えなければならないだろう。覆面の人( お面の人ではない)ブラック・ノヴァ1と2の人の背後が怪しいが、正体が分か らない段階では何ともいえない。ああ、全巻読み返したら何となく気付くだろう に。
 涼子の相手は・・・何となく慶一郎の代わりに異世界から来た何かと戦うのか 、と考えたのだが怪物にフルネームがあった記憶はないのでそれもなさそうだ。 ミアン・キュービィかとも考えたが、ゲイツ関連でまだ何かする事がありそうな のでそれもないか。こっちも、これまで出てきた剣を使う人を全員思い出せたら 答えが出そうな気がするのだが、。
 で、慶一郎の相手だが、根拠はないが真琴はどうか。戦闘能力があるかもしれ ない記述が初登場時以来何度かあったし、美月がさらわれたのと幻弥が行った事 を知って動くかもしれない。何より意外性は一番だ(そこか)。
 で、十一巻で真琴を倒された幻弥が怒りで己の力を最大限に引き出して十二巻 で慶一郎と何か飛ぶもの(ヒトコプターではない)の中か上で最終決戦(と書く と主人公が幻弥のようである)、勝ったが墜落死しかける慶一郎を「あの人」が 右京に指定されたものを持って駆けつける、と。何より、慶一郎が死亡しない最 大条件は美月か真琴か美雪を殺さないことだと思うが、いかがか。
 ついでに、お師匠様のところに来るのはお師匠様だと見たが、どうだろう。
 以上、絶対に当たらない予想でした。
 どっちにしろ、美雪だけなら二パーセントだが、まだ右京が動いているところ を見ると、全員五体満足で生還できる確率はもっと低いのだろうな。
 自分が周りを守りたいという思いに捕らわれすぎたあまり、美雪が自分を守ろ うとしてくれたことに気付けなかった慶一郎はまだ甘い、ということで(・・・ あれで?)。
 ともあれ私は、デルモンテ様(閣下?)のホワイトボードを運ぶ係になりたい 。


 二〇〇四年一月八日(木)

 アニメ版「マリア様がみてる」の第一回を見た。例によって例の如く隠します 。(今、「れいによって」を変換したら「令によって」と出た・・・)

 祥子さまの鼻が刺さりそうだ。是非それで柏木さんを仕留めましょう。
 ではない、
 祐巳の百面相が百面相じゃない。
 そう、各人の顔がお面のようになってしまっている。よって自動的にコメディ の要素が抜け落ちてしまっている。
 アニメで初めて触れた人、といっても深夜放送のアニメを原作抜きで見る人が どれだけいるのかは分からないが、その人達が設定を理解できたかも不明だ。
 後は、アニメなのでやっと伝説の御方、桂さんのご尊顔を拝めたとか、私が蔦 子さんの声に抱いていたイメージはもっとアルトだったけどこれはこれでいいか とか、何となくリリアンは人がわらわらいるイメージがあったから少し寂しい印 象があるなとか(静かならそれなりの生徒達のざわめきや、部活動の音等を入れ たりするだけでも大分印象が違うだろうに)、それぐらいだ。

 その流れで「マイリトルシェフ」の再放送第一回も見てしまった。この話の上 戸綾はうまく個性が生かされていたな、と思う。というか芹沢家の妹役が上戸綾 だったということを見て気付いた(印象に残った役の役者名ぐらい覚えたらどう なんだ)。
 妹だけではなくて、レギュラーメンバーは全員、それぞれにいい人なのにちょ っと困った人達、という味を出していたのに、それを話に生かせなかったのが、 作品としては今ひとつだった原因だろう。何となく、既存の物語の流れに捕らわ れ過ぎてしまった感がある。第一回の最後から、最終回の最後の場面に繋げる、 もっといい手があっただろうに、残念だ。
 でもうっかり、少なくとも最終回は見ると思う。


 二〇〇三年十二月二十日(土)

 サンテレビの映画劇場の案内役が水野さんだったので驚く。
 そういえば、いつぞやの土曜日に放送されるはずだった『デンジャラス・ビュ ーティー』はどうなったんだ?


 二〇〇三年十二月十九日(金)

 『仮面ライダークウガ』の七巻を見る。パッケージもまともに見ない私は怪人 達の名前もろくに知らない。怪人の言葉も分からない。こちらは暗号や言語学に 強い人はたちまち解いてしまうんだろうな。


 二〇〇三年十二月十八日(木)

 メールサーバーが来年三月でサービスを終了するとのこと。次のメールサーバ ーを探さないといけない。


 二〇〇三年十二月十七日(水)

 目下の所、水曜日が来る度に発生する私の悩みは、『相棒』を見ると『トリビ アの泉』が見られないということだが、今日は『トリビアの泉』はお休みなので 安心して『相棒』を見る。
 最近、特命係の二人と時々課長さんが会話しながら推理している背景で、様子 を伺っている刑事さん二人が気になって仕方がないという、大変仕様もない楽し みが増える。


 二〇〇三年十二月十六日(火)

 『昴』の十一巻を、勢いがある内に買う。で、読む。
 ・・・雑誌と比べると描き直しがあるような気がするのは気のせいだろうか。 こちらの方が分かりやすくなっているけれど。
 それからアレックスとの話は、これはこれで面白かった。少し急ぎすぎた感も あるが、それもこの話にはふさわしいのかもしれない。


 二〇〇三年十二月十五日(月)

 『パーフェクト・ブルー』を見る。原作とは違う内容になっているが、これは これで楽しめた。方向転換をする事になったアイドルの心理がより克明になって いる。
 でも常軌を逸したファンの執着振りは、その分減ったような気がする。後、原 作のラストは是非映像で見たかった。
 ところで、南かおりさんがどの役の声をあてていたのか分からなかった私は、 ラジメニアン失格だ。


 二〇〇三年十二月十四日(日)

 『パーフェクト・ブルー』のビデオを借りる。原作は少し前に読んでいるから 、楽しみだ。
 の関連で十五周年記念の書籍を読んでいたら聞きたくなったのでABCラジオ の『サイキック青年団』を聞いたら、終わりが午前三時近くで、脳が働きすぎて 眠るに眠れない己を呪いながら寝る。フェロモンの増やし方は分からず。


 二〇〇三年十二月十三日(土)

 訳あって久生十蘭の全集をちまちま読んでいる。取り敢えず『黒い手帳』は、 惚れたんだと思います(一応伏せる)。


 二〇〇三年十二月十二日(金)

 どうして大掃除を始めたときより、一旦物を押し込めた途中経過の方が部屋が 混雑しているんだろう。
 曽田正人『昴』(小学館)の五巻と十巻が手元にあるのを繰り返し読んだら、 止まらなくなる。誰か何とかして下さい。  昴も続きを待っているけれど、今のカペタ君の話も好きだ。月刊マガジンは長 い間読んでいるから、そこで曽田先生の作品が読めるというのは不思議な気分だ 。


 二〇〇三年十二月十一日(木)

 図書館に本を返却する。で、また借りる。これで多分、年末までなら安心だ。 年始までは自信がない。
 家族Aが『風の谷のナウシカ』コレクターズボックスを持って、いや引っさげ て帰宅する。特典も見せてもらう。
 私の想像する特典。
1ユパ様変身セット(刃はゴム製)
2何かの育成キット(巨人兵は嫌だなあ)
3帝国育成ゲーム(自然を破壊せず一人も死なさずに頑張って繁栄させてみよう )
 勿論、どれもなかった。


 二〇〇三年十二月十日(水)

 『神は沈黙せず』読破する。めでたい。
 で、エントロピーとは何だったんだろう(まだそこで悩んでいるのか)。
 感想はいずれ長いのを書きたいが、読み終わると温かな視点で書かれた話だっ たのが分かる。最近、殺伐とした話を目にすることが多いので、こういう本を読 むとそれだけで幸せだ。


 二〇〇三年十二月九日(火)

 昨日はTBSではなくてMBSの間違いだった。これも残しておく。
 『神は沈黙せず』四三八ページまで。ふと、残りページが少ないことに気付き 、ここまで来たんだなと感慨に浸る。
 津田雅美『彼氏彼女の事情』(白泉社)最新刊を読む。・・・良かったのはジ ョニー・デップだけじゃないのに、と泣く。


 二〇〇三年十二月八日(月)

 頼みますから、TBSは『誰にも言えない』再放送の直後に島根県の紹介CM ?を放送しないで下さい。あんなに切れた演技をなさっている方と同じ方がナレ ーションをしているので、目眩がする。  ああ、ファイナルファンタジー6の最大の特徴にして最大の欠点、登場人物が 多すぎる。
 4は強制入れ替え変更不可、5は入れ替え無しと同じだったからそのような負 担は感じなかったが、6は多すぎた。7や8や10はその分キャラクターが減っ たが、平均年齢も大幅に減ったので私は大変悲しい。
 『神は沈黙せず』四〇二ページまで読む。こんな遊び友達、欲しいか、も。


 二〇〇三年十二月七日(日)

 テレビで放送されていた「エリン・ブロコビッチ」を見た。片仮名のの名前だ から何となく見過ごしてしまうが、もしも日本の映画だったら「瀬尾美屋峡子」 とか、そんな題名を目にしていたことになるのか。ジュリア・ロバーツも生き生 きと演じているのがよく分かるし、内容もいい映画なのに、ああ、アメリカだな あ、と思った。
 『神は沈黙せず』三六六ページまで読む。説明から私が連想したものは可愛い コックさんだった。


 二〇〇三年十二月六日(土)

 『神は沈黙せず』三三〇ページまで読む。ある登場人物が好きでない理由を具 体的に表現できないが、その登場人物の行為に対しての嫌悪ではない、何かもっ と根本への嫌悪のような気がする。この物語に書かれている先の展開にそれが繋 がっているような気がしてならない。もう少し考えてみよう。
 それにしても最低だ。


 二〇〇三年十二月五日(金)

 何となくファイナルファンタジー6も始めるが(RPGを遊んでいてよくある 、ラストダンジョン前になるとやる気をなくして他のものをやりたくなる精神状 態である)、私はマッシュの「ほうおうのまい」と相変わらず相性が悪く、五回 に一回も出ない。かつてストリートファイターにおいて昇竜拳入力でつまづいた 実力は健在のようだ。
 『神は沈黙せず』二九四ページまで読む。火薬類とかもっと普通に隕石とかで も嫌だな。


 二〇〇三年十二月四日(木)

 そう、日付の表記が一日ずれていた。盛大にずれているので、記念にこのまま 残しておこう。
 マウスの様子がおかしいので、一度外してからはめ直すと、比較的楽に使える ようになった。まずは一安心か。
 クウガは五巻を見る(十七話から二十話)。改めて主人公の二千の技の内容が 気になる。
 『神は沈黙せず』読まず。残り一週間しかない。間に合うのか?


 二〇〇三年十二月四日(水)

 あ、クウガ見るのを忘れていた。
 『神は沈黙せず』二五八ページまで読む。取りあえず私が分かることは、大半 の自称超能力者より、ジェイムズ・ランディの方が男前だということだ。
 男前の言う事は説得力あるなあ。(←一番危ない例)


 二〇〇三年十二月三日(火)

 駄目な大人として『仮面ライダークウガ』を借りた。目的が一条さんとバラの タトゥの人はどうなるんだろう、という興味だけで見ているというのはどうなん だろう。
 『神は沈黙せず』まだまだ読んでいない。


 二〇〇三年十二月二日(月)

 注文していた『Role&Roll vol.3』(新紀元社)が届いた。お 目当てのソード・ワールドRPGリプレイを読む。戦闘が多かったような気がす る。戦闘の描写自体は難なく読めた(サイコロを転がして互いの生命点を潰し合 っているだけなのできっと難しい)もう少し全体のページ数が増えているか、ロ ールプレイの比重を増やしてくれたらよかったが。
 ところで相談コーナーをなさっている鈴木銀一郎先生、モンスターメーカーの 次の作品はいつでしょうか。
 『神は沈黙せず』読んでない。読めよ。


 二〇〇三年十二月一日(日)

 伝説の食べ物を食す。といっても勝手にこちらが伝説にしているだけで、実際 は普通にどこのスーパーでも売っている物だが。
 その名をオートミールという。
 で、牛乳をかけて温めて食す。
 ・・・
 ・・・
 ・・・
 ・・・麦臭い。(いや麦だから)
 しかし砂糖を混ぜたら麦臭さも減って、それなりに食べられた。しばらく食べ てみよう。

 『神は沈黙せず』一八六ページまで読む。本題に関係なさそうであるのだろう 情報の羅列が続く。好きな話題なのと私のようなものぐさ用にまめに改行して下 さる等の配慮(多分)のおかげで眠らずに読む。(寝ようとするな)
 続いて二二二ページまで読む。別の話題になったがまだ羅列だ。でもこれ、実 は全部創作だったら凄いな。


 二〇〇三年十一月三十日(土)

 打ち上げ失敗の報に、「だが、彼らはくじけなかった…」と田口トモロヲの真 似をした後で中島みゆきの歌を口ずさんだ人は世界で何人いるんだろうか。私一 人か。
 『神は沈黙せず』、まず百十四ページまで読む。ようやく物語の外縁に辿り着 いた、というところか。
 更に百五十ページまで読む。私、実際に会ったら主人公も主人公の親友も主人 公の兄も性格が合いそうにないが、一番合いそうにない人物を発見する。自分の 意見が間違っているのではないかという疑いを肝心の所で持っていない人とは意 見が合わない。


 二〇〇三年十一月二十九日(金)

 『神は沈黙せず』を七十八ページまで読む。遂に訳の分からない単語が載って いた。エントロピーとは何ぞやと検索したら文字通りエントロピーとは何か という講義録があった。それでも分かりにくい。


 二〇〇三年十一月二十七日(木)

 山本弘『神は沈黙せず』(角川書店)を読み始める。図書館で借りて、しかも 予約の方が何人か控えているので最長でも二週間で読み切らなければならない。 五百ページもある本なので無事読めるだろうか。
 取り敢えず四十二ページまで。主人公がどんな大人になるか楽しみだ。


 二〇〇三年十一月二十六日(水)

 「東京ゴッドファーザーズ」を観た。とある公園に住んでいる三人が赤ん坊を 拾ったことから起こる偶然と必然の連鎖の物語。これの封切りか試写会の記事を 取り上げていた番組で、ゴッドファーザーとは名付け親という意味の他に、実の 親に何かあった場合親代わりになる人、という意味もあることを知った。つまり はそういう話だ。
 終始、暖かな晴れた日にではなくて、寒い夜に観たかったような、温かな気持 ちになれた。登場人物達の掛け合いがよろしい。一つ、うまいし合ってはいたけ れど、どうして声の人に俳優さんを使っているのかがよく分からない。


 二〇〇三年十一月二十五日(火)

 お米4kgと柔軟剤詰替用とゴミ袋とコンタクト洗浄液とトイレットペーパー 12個セットと蜜柑一袋と人参と牛蒡と筍と蒟蒻と鳥もも肉と発泡酒500ml 六本セットとを買って帰ったが、こうして並べてみるとそう大したこともないよ うな気がしてきた。
 今更ながら『ああ探偵事務所』の四巻も買った。森さんの孫が気に入った。


 二〇〇三年十一月二十四日(月)

 バッツ達は四人に戻りましたとさ。経験値も大体同じに戻したし、めでたし。
 5の何がいいかというと、何といっても二等身のままで様々な動作を見せてく れることだろう。飛び上がる動作が楽しくて、何度も暖炉を調べたりする。10 も10−2も立体で様々に動くのが楽しいけれど、どういうことか5に比べたら キャラクターの感情が乏しく思えてくる。

 中島義道『うるさい日本の私』(洋泉社)を読んでいる。ノンフィクションを こんなに面白く読んでいるのは初めてかもしれない。日本のある一面を抉ったと ても真面目な内容なのに、読んでいて興味深いだけでなく、楽しい気分になって くるのは何故だろう。


 二〇〇三年十一月二十三日(日)

 いつもと同じ道を歩くのも何なので、少し外れたところにあるセブンイレブン に寄ってみる。
 「まあ、ここへ寄った事が人生における重要な分岐点になったりしたら楽しい な」と軽く思いながら商品を見る。
 数分後、ブルボン「J'sポップスの巨人たち」の中に五年間ぐらい、どうして も欲しくて探していた曲があったのを発見したので、それを買って出た。本当に 重要な分岐点だった。
 ちなみにその曲とはさだまさし「秋桜」だったりする。さだまさしの声が若い (それもそうか)。


 二〇〇三年十一月二十二日(土)

 調べてみたが、「千年女優」がノミネートされたらしい情報が掴めない。賞候 補ノミネート選手権出場権獲得ぐらいなのか?

 高原英里『少女領域』(国書刊行会)を読む。いつか本屋で題名に引かれて手 にしたら森茉莉『甘い蜜の部屋』についての章があって驚いた記憶がある本だが 、今回、改めて最初から通読して、少女的意識の流転を微かに掴ませて貰った気 になれた。でもいつか読もうと思ったのが尾崎翠『第七官界彷徨』だけというの はどういうことだ。
 中野翠とか唐沢俊一とか久世光彦とか、どこかで見たような気がする名前の方 達がいくらか登場していて、私の読書領域が大変狭いことを思い知らされる。
 あ、ここではあまり褒められてないのでちょっと不憫な室生犀星は『蜜のあわ れ』が好きだ。それしか読んでないともいう。
 それから、これの後で読んでいた雨宮雨彦の作品群は、少年的意識を綴ったも のではないかと思ったが、私が上の本の内容を正しく掴んでいるとはあまり思え ないのできっと間違っている。


 二〇〇三年十一月二十一日(金)

 毎日放送「ピュア・ラブ3」が終わった。
 最終回まで母親からとはいえ唐変木呼ばわりされてしまう木里子のパパって・ ・・(でもたしかに唐変木)


 二〇〇三年十一月二十日(木)

 「一票のラブレター」を観た。選挙の日、イランの小さな島にやってきた選挙 責任者の少女とその護衛となった島の兵士が投票箱を持って一周する話だ。
 表面上の環境や生活による違いはあれども、選挙に対する、政治に日頃は携わ っていない人達の思いはイランも日本も一緒だな、と思った。私もあの環境にい たら、発電所(?)の人と同じ投票をするかもしれない。

 「千年女優」がアメリカのアカデミー賞候補なのか。観たことのある映画が候 補に入た話を聞くなんて初めてかもしれない。


 二〇〇三年十一月一九日(水)

 家族のお供で琵琶湖周辺のお寺へ行った。
 お寺はもちろん良かったが、階段が急だから危ないとか、何気なく積んである 段ボール箱とか、焼きたてのお餅とかが気になって仕方がなかった。これでは心 が洗われるはずがないな。
 後、庭園は手入れが命だ。


 二〇〇三年十一月十八日(火)

 インフォシークに移ってからの一番の悩みが広告の多さだったのだが、とりあ えずは上下だけになったので一安心といったところか。
 そういえば先日だが、今野緒雪『マリア様がみてる レディ、GO!』(小学 館)を読んだ。

 祐巳の妹、私は瞳子ちゃんが良いと思うのだがどうだろう。
 それから由乃さんはできたらできたで妹にかまけるようになって、令さまを寂 しがらせるような気がするがどうだろう。
 祥子さまのご家族は後はお祖父さまでコンプリートだが(カードゲームではな い)一族が一堂に会している図を見てみたい気もする。
 桂さんは祐巳達が妹を作る回のイントロで妹ができた話を報告すると思うがど うだろう。

 これは昨日だが平野耕太『ヘルシング』(少年画報社)の最新刊も読んだ。
 足立区近郊に住んでいたらついうっかりお手伝いさんに挙手してしまいそうだ が、ベタも集中線もできない人間が行ったところで邪魔を通り越して原稿作成進 行を妨げて、呼ばれて飛び出たコミックマスターJに、
「お前の手伝える事はただ一つだ。ここに来るな!
 と成敗されることは間違いない。

 今、バッツ達は三人パーティーである。
 これまで経験値を揃えてきたので、経験値が入る度に、
「はーいーるーなー!」
 とMr.4になっている。四人目が戻ってきたらどんな手段を使っても元に戻 そう。の前にあおまほうのレベル○シリーズを習得するのに利用するか。


 二〇〇三年十一月十七日(月)

 色々とここの事を放っているので取り敢えず日記を一か月分書いてみようキャ ンペーン実施。
 一週間保たないに一円。

 今、何故かプレイステーション版とはいえファイナルファンタジー5を遊んで いる。今、とある森を終えたところだ。(○○○ー!)
 ジョブのレベル上げに疲れてきたら違うジョブに変えると、戦闘に反復をさほ ど感じずに済む(つけているアビリティは限られてくるが)。スーパーファミコ ン版をのんべんだらりと遊んでいた頃は、一つのジョブを極めてから違うジョブ へ移ろうとしたので、戦闘の繰り返しに疲れた過去を思い出し、こうすれば良か ったのかと、それはそれで疲れが出る。
 それでもファリスのふうすいしレベルはマスターに達した。めでたい。


 二〇〇三年九月六日(土)

 本日の反省。
 百星聖戦紀の人物紹介で、グリフィンより先にケラーの分を書いてしまった。
 グリフィン、次はいつ出るんだろう。

1 自由都市群編が始まったら出る
2 いや、自由都市群に砂漠地帯は含まれていなかったから、砂漠地帯編が始ま るまで無理
3 唐突に次巻の主役になる

 私としては3で一向に構わないが。

 思い出すために百星が九巻の時点でどこにいるか書いてみよう(順不同、一部 百星でない人もいるなんてことを気にしてはいけない)

○イルディガル皇国ロイエーヌ

・ロイエーヌの砦
 レンシエラ、フィリル、ルヴィラード、アクアレード、サファレル、リューシ ュ、シャンナリー、フレディーラ、ライア、アストール、エリ・ファーナ、ファ リィ、カザ、キッツァ

・皇国軍
 リム・オーベン、スラカトゥス、ケラー、ギレティ

○イルディガル皇国ローゼン

・カーラの家、もしくは周辺
 パテーシュ、アスバーン、ジュアール、リュード、セイバ、ニアラ、カーラ、フェリアナ

・ウルフィ達
 ウルフィ、シャヘルマイル、リュオン

・ウルフィの用意した宿(移動中?)
 ラジュア、カーロウ、エスカー、ファーレンズ、マリオ、ゴード

・<ミルラの戦士>団
 ルシアーナ、セリュート

○イルディガル皇国ル・ルー地方
 パニア、オルファ、ファーグ、エドゥーグ、アレーク、ナーナ

○ルーンガルド帝国紅海
 ディーファ、イルミア、マイラ、ナクロ、トリニット、シャーン、ライゲネス 、ルィフィール

○リム・アース聖王国
 エメビア、ドーリオ師、アーシュレイラ

○移動中
 ラートライト、シャリナ、グリフィン

○不明
 ヴァファリム、ザーリム

 ディオーレ(ルーンガルド帝国?)

 ・・・疲れた。



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