過去の研究日誌6

過去の研究日誌 六冊目



 二〇〇三年七月二十九日(火)

 家族が、それまで友達に貸していた「ファイブスター物語」ほぼ全巻を返して もらったので(よりによってあの漫画を貸すとは、しばらく返さなくていいよと 言っているようなものである)、いい加減、某さんに関するショックも和らいだ なと思ってぱらぱらと読んでいたら、別の家族が、
「もしもファティマになれるとしたら誰がいい?」
 と面白いことを言う。かくしてしばらくの間単行本をひっくり返す。
 取り敢えず某三姉妹はファティマとは別の存在なので選択肢から除外、ポータ ーかなと思ったけれど彼女ももう厳密にはファティマではないからこれまた除外 、
「でもはぐれなくて済みそうな(ここ重要)バランシェファティマがいいなあ。 パルテノだな」
「そうなの?私は死んじゃうようなのがいいな、ウリクルとか」
 ・・・ウリクルとパルテノとは、家族でここまで好みが違うのも何である。


 二〇〇三年七月一一日(金)

 ふと思った、「もしもONE PIECEがシミュレーションゲームになった ら」

・ルフィ
 攻撃力は一味では一番。どの攻撃範囲の技も強力なのが魅力的。しかし移動力 が一味どころかゲーム中最低のため、ザコに囲まれた時かその面のボスぐらいと しか戦えない。

・ゾロ
 攻撃力はルフィに並び、更に移動力がルフィより良いので使い勝手がよい。し かし、どの技も一度に一人の敵、それも近距離しか相手にできない。

・ナミ
 体力が低めなので基本的に戦わせない。移動力がよいので要領よく援護に回せ る。でもちゃんと追いつめられたら撃退するぐらいの技は揃っている。

・ウソップ
 移動力、攻撃範囲、共に一味で一番。それはいいがナミほどではないにせよ体 力が低いのと、どの技も数に制限があるので、敵から逃げ回って要領よく攻撃す ることになる。

・サンジ
 攻撃力はゾロに並び、攻撃範囲がゾロより余程広く作られているので大変使え る。但し、敵に女性がいる場合は攻撃しないのが難

・チョッパー
 医者なので基本的に回復役。本格的に攻撃するにはランブルボールが必要だが 、服用は一面で一回、しかも三ターンのみ、更には使用時には回復は不可能。な お変型はターンを消費せずに行える。

・ロビン
 ハナハナの実の能力で、同時にすべての敵に攻撃できるのが可能。但し、数を 増やしたからといって体力も倍増するわけではないので、反撃を一斉に受けてし まう恐れもあり。

・ヨサクとジョニー
 とっても弱い。雑魚以外だとほぼ一撃で危機に陥る。しかし自動的に発動する 技「紙一重」で何故か体力を0にせずに行動できる。

・ビビ
 ミス・ウェンズデー時代に培った各種の技で攻撃。しかし本当に恐ろしいのは 、危機に陥るとどこからともなく助っ人が文字通り山と現れることであろう。

・マキノさん
 攻撃技は持っていないので援護に回るも、自動的に発動する技「スマイル攻撃 」で誰も彼女を攻撃できません


 二〇〇三年七月九日(水)

 図書館で借りた、辻原康夫・編著『世界の国旗大百科』(人文社)のお世話に なっている。国旗の由来から始まって、気候、歴史、政情、人口、果ては国名由 来まで、その国の情報がまとめられていて、無知が人間の形をしている身として は大変勉強になる。勿論国旗もカラーで載っていて、目にも楽しい。
 なるのはいいけれど、データ系の本の常として、長時間、続けて読んでいると ちょっと疲れるのが難である。
 ちなみに一番印象に残ったのはマン島の国旗である。マン島の方と、国旗をご 存知の方は多分、印象に残った理由を分かってくれると思う。

 親の敵を討つべく一人鷹、でもすることは学校でのお勉強だった少年の話を読 んでいたら(五巻は未入手)、裏話らしきお話が浮かんだが、多分書かないだろ う。
 何故かというと某先生と某お母さん、しかもお母さん結婚後の話なもので。


 二〇〇三年六月十三日(金)

 13日の金曜日だ。こんな湿気の多い日に現れたら、ジェイソンも大変暑い思 いをするだろう。取り敢えずあぶら取り紙や湿気取りを買いに行くジェイソンと いうのも想像はしたくないが。

 深夜に「オルランドウ」が放映されるというので、先日、「めぐりあう時間た ち」を観てきた関係上、見ようかなとしたら、寝過ごす。
 「ダロウェイ夫人」の時も寝過ごしたな、そういえば。縁がないのか?


 二〇〇三年四月十六日(水)

 実は一日に「ボーリング・フォー・コロンバイン」は観てきたのだが、感想を 「マリアさまがみてる」最新刊の感想と共に打っていた途中で原因不明の再起動 に相成ってしまい、泣き暮らしている内に今日に至る。
 で、昨日「ONE PIECE THE MOVIE デッドエンドの冒険」 を観てきた。お金がないからといって最寄りのJRの駅まで往復一時間半かけて 歩いたのに、事前に調べておけば良かったのだが入った映画館では着いた時間の 一時間半後の一回しか上映しないと知り、お腹が空いているのを覚えながら虚し く時間を潰した。
 ちなみにジンクスは昨日も健在であった。
 では感想は隠すが、まだ観ていないが迷っていらっしゃる方には、今までで一 番良い出来だったので是非行ってみて下さい、と書いておく。

 今回は「海洋冒険アニメ」の肩書きに恥じず、海賊船によるレースということ もあって、序盤を除けばずっと船上で話が進み、一時間半強というこれまでにな かった時間幅を生かした流れになっていた。
 劇場版ということもあって、普段は描きにくい、映像で見せるという手法がふ んだんに盛り込まれていた。船を大勢の人間が動かす下りや、大砲が飛び交う仲 を船の群れが個々に突き進む様や、一つの街を誰かの視点で裏通りの方へ進んで いってもっとも奥の店にルフィ達を見つけるところ、が気に入っている。
 で、シュライヤである。おお、シュライヤ。原作以外の媒体のオリジナルキャ ラクターとしては大変気に入った。ローカイの次に(いえ、「とびだせ海賊団! 」で苦労した分、思い入れが上がっているのかと・・・)。彼をもう一度見るだ けの為にまた劇場へ足を運んでもいいぐらいだ。いや運びたい。
 欲を言えば、海賊同士の戦闘や騙し合い、シュライヤとアナグマが家族が生き ていると知るのをもう少し前にして、それぞれの葛藤を描いて欲しかった気もす る。台詞や話の流れについても、もっと原作の流れを意識せずに自由にやって欲 しい。でもガスパーデのアメアメの実の能力が明らかにクロコダイルの応用なの は仕方ない話ではある(能力が武器とするところと弱点が入れ替わっているから 。二人が戦ったらどうなるのだろう?)。
 しかしアナグマは羨ましい。アピスより羨ましい。今回のオリジナルキャラク ターで素敵な人を二人とも入手なのだから。特にじいちゃん(そっちか)。上で シュライヤを褒めているが、実は終盤においしいところを持っていった上に、職 人としての意地も人間としてのしぶとさも見せつけてくれたじいちゃんの方が好 感度は上である。シュライヤは結構、生命力において弱い面がありそうで心配だ 。
 ともあれ、ゴーイングメリー号を海軍が追いかけているエンディングを見なが ら、海軍が思ったより活躍しなかったのを残念に思ったりしたので、次の劇場版 では海軍が大きく関わってくる話だったらいいな、と思いながら、感想を終わら せていただく。

 そういえばストラップを戴いたが、オレンジだった。ナミのイメージカラーと いうことか?


 二〇〇三年三月十六日(日)

 西洋鏡・・・四日(火曜日)に観に行った
 チェ・ゲバラ、ロバート・イーズ・・・連日行ったことで力尽きたのか行けず じまい
 ONE PIECE、ロード・オブ・ザ・リング・・・まだ行っていない
 ボーリング・フォー・コロンバイン、アガタ・・・まだ近場の映画館で公開し ていない

 ある日ある時、パズルものを地道に解いていたらその中のイラストロジックに はまって、遂に昨日、雑誌を購入する。


 二〇〇三年三月四日(火)

 「俺の屍を超えてゆけ」の攻略本が目に見えたので片付ける。
 個性的で面白いのに、途中で止めた後、二度とやる気をなくしたゲームという のも珍しい。

 昨日、新しい洗濯機と掃除機が来たので早速試し、素晴らしい出来映えに感動 する。
 しかし時代を反映させていることに、先代はファジイ機能、今回はマイナスイ オンの何らかの機能がそれぞれついていたが、次は何が来るやら。


 二〇〇三年三月二日(日)

 昨日、「サラーム・シネマ」を観に行く。
 俳優を志さなくて良かったと心から思う。志していたとしても、あのオーディ ションを受けに行ったかどうかは分からないぐらい、とんでもなかった。


 二〇〇三年二月二十八日(金)

・こんど生まれ変わったらなりたい吸血鬼
 リップ・バーン・ウインクル

・それでリップ・バーン・ウインクルになったらどうするの
 アーカードにもう二、三挺ぶち刺されることで許してもらって(許してくれま せん)、泣きながら少佐のところへ去って怒られる

・もう一人こんど生まれ変わったらなりたい吸血鬼
 カーミラ。姫川亜弓だから

 「ヘルシング」と「ガラスの仮面」を読んでいらっしゃらない方には訳の分か らなくて申し訳ない文章だが、一応、平野耕太「ヘルシング」(少年画報社)最 新刊の感想である。
 いや、第六話を雑誌で読んだときから憧れていたのだ(憧れるな)。実は第七 話の展開はどうでもよろしい。
 というか、そんなアーロン、アーロンじゃない。


 二〇〇三年二月二十七日(木)

 まずは一昨日に「まぼろし」を観る。
 落ち込んでいるときに観なくて良かった。良い話ではあったのだけれど。


 二〇〇三年二月二四日(月)

 近況あれこれと。

1資格試験終わりました

 色々な意味で。

2ゲームを色々と

・デビル メイ クライ・・・2が発売されている昨今、ついにノーマルもクリ アし(ラスボスを倒すのにイエローオーブ五個ぐらい使用したが)、ハードモー ドに突入している。未だにシャドウにはあっさり倒されるが。
・三國無双2・・・これまた3が発売間近の昨今、地味に地味にホウ統と祝融と 張角で挑戦中。
・奏楽都市OSAKA・・・記事を集めて新聞を作るという単純な作りながら大 変楽しい。素敵な殿方が多数出演しているので大変嬉しい(そこが注目すべき点 か?)。
・Tmak・・・知る人ぞ知る、植木鉢に生えた女性の首(実は愛の女神の化身 )を一生懸命育てて世界滅亡の危機を救うゲーム。なかなか健気な人(?)なの でついコントローラーを握る手が熱くなる。ちなみにんなものを驚きながらも育 てていることから分かるように、主人公はいい人です。そして謎の男が素敵な殿 方です。
・アーク・ザ・ラット2・・・各キャラクターを育てるのが大変で止まる。
・アーク・ザ・ラット3・・・同じく。
・エリーのアトリエ・・・偶然家にあった体験版を遊んでいたら買いたくなった 。ユーディーのアトリエ体験版も、よりすべきことが複雑になっていて楽しかっ た。
・ICO・・・同じく体験版を遊んでいたら買いたくなる。あっさり行き詰まっ たり、ゲームオーバーになったりするが。

3映画を色々と
 今年一番最初に観た映画は深夜にテレビで放送されていた「ロリータ」だった (・・・)。
 劇場で取り敢えず観たのは、

・「シャーロット・グレイ」(あのう、わたくし英語は長けているとはまかり間 違っても申しませんが、「ちゃんとご飯を食べるのよ」は「ちゃんとジャムを食 べるのよ」と訳した方がやはり良かったと思います)
・「デュラス 愛の最終章」(・・・多分、実物はもっともっと難解なお人だっ たと思います。十数年の軌跡を二時間で追うのはめまぐるしくかつ似たようなこ との繰り返しで大変でした)

 今後観たいのは「まぼろし」「サラーム・シネマ」「西洋鏡」「チェ・ゲバラ 」「ロバート・イーズ」「ボーリング・フォー・コロンバイン」「アガタ」「ロ ード・オブ・ザ・リング 二つの塔」こんなところである。
 勿論、それでも一本だけに絞れと言われたら、迷わずに「ONE PIECE  THE MOVIE」にする。


 二〇〇二年十二月十一日(水)

 特に何かが秒読み段階という自体に陥ったわけでもないのに、どうして遠ざか っていたのだろう?まずメールの整理から手をつけたいのだが、未読のメールの 数を見ただけで目眩がする。

 マルグリット・デュラス・作、平岡篤頼・訳「ロル・V・シュタインの歓喜」 (河出書房新社)を読み終わる。


 二〇〇二年十月二十一日(月)

 笹沢左保氏のご冥福をお祈りします。
 私にとっては敬意を払うべき作家の一人が、去ってしまった。


 二〇〇二年十月十二日(土)

 日記すら放りっぱなしになってしまった。

 誕生日を過ぎているが、今年の誕生日に悟ったことと言えば、「ロッテンマイ ヤーさんは実は可愛い」だった。
 おじいさんがいい人だという認識は変わりがないが・・・ハイジ・・・クララ ばかり贔屓にしてないで、ピーターをもうちょっと大事にしなさいと嘆いてしま う。
 そしてクララは寝る時もリボンを着けているという衝撃の事実も知ったのだっ た。


 二〇〇二年九月十日(火)

 ふと見れば、日誌で放りっぱなしの話題が多い。
 ので本日はその後始末。

・デビル メイ クライは船の中のシューティングの面まで行った。第三面の蜘 蛛は、倒し型のこつを教えてもらったら、あっさり倒す。
・ファイナルファンタジー10はクリアした。切ない。
・「ふしぎの海のナディア」、受講している講座の時間と重なっているので見ら れない。
・「私のあしながおじさん」の最終回も見逃す。
・「十二国記」は既刊全巻読んだ。次は戴の話じゃなかったら暴動が起こりそう だな。その次は漣の反乱話を希望しておく。
・愛知でのこと。
 「節子ちゃん(仮名)、どんどん食べてね」
 「はい、ありがとうございます」
 「今朝お魚釣ってきたのを、揚げたからどうぞ」
 「はい、いただきます」
 「ポテトサラダも食べてね」
 「はい」
 「野菜も食べてね、あ、節子ちゃん、トマト好きでしょう。いっぱいあるから 」
 「はい、いただきます」
 で、根性で全部食べた。
 ・・・以前と何ら変わりがないじゃないか!
・肘の裏から出てきたものは毛細血管の固まりだったそうだ。多分、どこかで痛 めたりしたのだろうが、子供の頃なのでもう原因が分からない。
・まだバックストリートボーイズのファンページの掲示板等に混ざれない。ずっ と混ざれないかも。
・最後はこれだろう。ぺー!

 ごめんなさい、「マリア様がみてる」の感想を、隠したつもりになっていてそ の実隠していませんでした。


 二〇〇二年八月二十七日(火)

 先日の大阪夏の陣はお休みさせてもらった。秋か冬にはまた行くけれど。

 今日はあの抜糸だった。
 どうして抜糸に「あの」をつけるかというと、とある本で「糸が抜けるときの 感覚が嫌だ」というような文章を見てから、どのような感覚なのか体験したくて 仕方がなかったので、とはいえそれだけのために縫わなければならないほどの怪 我をするのも間が抜けているので、今回、手術の時に縫ってもらってから、抜糸 の日を大変楽しみにしていたのだ。
 で、してもらったのだが。
 意外や意外、体毛を毛抜きで抜いたときと何ら変わりない、一瞬皮膚が引っ張 られることで走って終わる、あの痛みと何ら変わりなかった。経験はしてみるも のだ、と思いながら病院を後にした。

 さて、はまったグループとはつまりbackstreet boysなんだが、ファンサイト を巡って驚いたのは、これまで訪問してきた、どのジャンルの訪問者とも明らか に層が違う、ということだった。混ざれない。


 二〇〇二年八月二十一日(水)

 手術は無事終わった。今日からしばらく、消毒に通う日々だ。
 しかしなあ、てっきり自分の目で手術の様子が見られると思っていたら、カー テンのようなもので見られなくなってしまった(それもそうか)。出てきたもの は検査にかけられるそうだ。血管と脂肪の固まりだったそうだが。


 二〇〇二年八月二十日(火)

 これからちょいと病院へ行って来ることとなった。体にメスを入れるのは多分 、初めてである。
 説明すると、肘の裏に何か、ボール状と思われる固いしこりがあるのだが、触 っても揉んでも、摘んで動かしてみても痛くない。逆にちょっと腕を酷使した後 で揉んでみるといい気分になれる(気がする)。
 小さな頃からあったのだが、ここ数か月で大きくなったので不気味に思って診 察してもらったところ、超音波でもよく分からないときた。予想される最悪の事 態はどうやら避けているようだが、このまま放っておくのも何なので、と希望し たので手術である。日帰りだが。
 何でこんな事を長々と書いているかというと、怖いからである。まあ、多分手 術の様子を見ることはできるだろうから、滅多に見られないものが見られるのか と思うと反面、楽しみにもしている。

 先週、とある外国のグループのプロモーションビデオ集を家人が借りてきた。
 一緒に見ないかと誘われ、「どうしようかな、顔とかはよく知らないけどこの 人たちの曲、嫌いじゃないし、まあ見るか」と参加する。
 で、テレビの前に座ること二時間弱、
 「ところでこの人たち、こんな格好して、アイドルみたいだね」
 「・・・アイドルじゃないの?」
 しまった、この年でアイドルにはまった(はまったのか)。
 ライブ映像の方は借りてきた本人より私が先に見てしまった。
 CDも聞いて、テープにもダビングして、ファンサイトも見て。
 って本当にはまったな、私。
 「はまってるね」
 「まあね」
 「ところで誰が好きなの。○○○?」
 「・・・ええ?」
 「ああ、そうなの」
 ものすごく分かりやすい返答だったらしい。情けない。


 二〇〇二年八月十四日(水)

 実は先週初頭、名古屋にいた。という時に限ってこの年一番の暑さだったそう で、参った。

 昨日、偶然ディック・ブルーナのイベントを発見したので、子供のように駆け 込む。

 で、本日、ベルギーからF1撤退と知って驚く。スパ・フランコルシャン、好 きなのだが。

 箇条書きのような日記になってしまった。


 二〇〇二年八月四日(日)

 「ONE PIECE BLUE」を入手した。
 占いがDr.ヒルルクタイプで、心の中で乱舞した。相性のよい人がガイモン さんタイプとマキノさんタイプで更に結構。


 二〇〇二年七月二十七日(土)

 ハッキネン、引退か。
 どういう訳か「一度はF1をしっかりと見なければ」と思いこんだ時期があっ て、眠さを堪えつつ日曜夜にテレビの前に座っていた事があるのだが、その年の 優勝がハッキネンだった。故に感慨深い。
 明日はドイツGP本戦か。久しぶりに見ようかな。


 二〇〇二年七月二十五日(木)

 BGMはEGO−WRAPPIN’「くちばしにチェリー」。延々と「くちば しにチェリー」。流石に同室にいる家族にうんざりさせかねないのでヘッドホン で聞いてます「くちばしにチェリー」。


 二〇〇二年七月二十四日(水)

 そんなわけで、勝手に所持者の部屋から持ち出しつつ、少しずつ読んでいる「 十二国記」も、「風の万里 黎明の空」上下巻まで読んでいるが、一日に苦痛無 くまとめ読みできる作品は久しぶりだ。見慣れない字が多少あるだけで、話の筋 も文章も分かりやすいし、読みやすい。
 しかし、職場結婚が成立しにくい世界だな、これ。
 いずれは「屍鬼」全巻も読まねばならないのだが、なかなか世の中、うまく事 は運ばない。ええ、食事が出来るかどうかを確認したいので。


 二〇〇二年七月十九日(金)

 熱心にアニメを見ていたある日、一緒に見ていた訳でもないのに何か思うこと があったのか、兄が原作である小野不由美「十二国記」(講談社)既刊全巻を買 ってきた。それもX文庫ホワイトハートの方を。


 二〇〇二年七月十二日(金)

 水曜日に「マイリトルシェフ」を見ていたのだが、矢田亜希子という人は女優 らしく見えない女優で、というのも覚えたくなくともその顔を覚えさせてしまう のが女優だが、彼女の顔は綺麗な印象は与えられるものの、そこそこに整ってい ると、それ以上いじって作り物めいた顔にするわけにもいかないし、田舎から出 てきた少女が一生懸命綺麗になろうと努力してみました系で魅せようとするのは 無理が出てくる。かといってそのままの顔では圧倒的な美貌というわけでもない 。要するに、細部に渡って覚えられていられるほど頭に残らない(私の物覚えが 悪いだけかもしれないが)。しかしそれが逆に個性なのかもしれない、と思わせ るのも妙な話だ。何となく、私の中では振られ役ばかりされている印象があるの で、今回は誰かとうまくいく話だといいが。昨今のドラマでは珍しく、押しの弱 い主人公だった。
 阿部氏も振られ役が多い男優だが、主役級なことだし、こちらも是非うまくい って下さい。私は最近、この人が何となく気になっている。きっかけは分かって いる。「トリック2」最終エピソードの、もみあげモジャモジャ写真を見てから だ。・・・もうちょっとまともなきっかけが欲しい気もする。
 ・・・というか、トルシエと通訳氏そっくりの二人組は一体・・・


 二〇〇二年七月六日(土)

 実は一日に本屋へ行っておきながら、「マリア様がみてる」の最新刊を買うの をすっかり忘れていた。情けなや。
 で、以下、「マリア様がみてる パラソルをさして」の感想ですが、例によっ て隠します。

 やはり一番驚いたのは蓉子さまご復活で、ええ、祐巳さんと一緒に「ロサ・キ ネンシス!?」と心の中で叫びましたとも。
 柏木さんの再々登場も驚きましたが、しかし、まだ触れられていない辺り、祥 子さまと柏木さんは婚約を解消したのか、気になります。出来れば二人は仲のい い友達で落ち着いて欲しいです。
 そして由乃さんと祐巳の場面や弓子さんの話、名前も知らない人の家に寄らせ てもらう聖さまも良かったけれど、やはり胸に響いたのは、祐巳と祥子さまが好 きなのだと告げ合う場面でありました。


 二〇〇二年七月二日(火)

 昨日、「私立探偵 濱マイク」を見る。元は映画だったようだが、細部に渡っ ていい加減な主人公が良し。舞台も、日本でなさそうな日本という雰囲気が出て いて良かった。
 ・・・でも何故牛が出てきたんだろう?

 さて、ワールドカップが終わったわけだが、
 父は「サッカーのどこが凄いのか分からない」と言っていたのに、予選の試合 を見てからは認識を改め、
 妹はお約束通りにわかベッカムファンになったため、イングランドの敗退で「 私のワールドカップは終わった」と言い、
 兄はその優勝に一口入れたという、極めて個人的な理由でドイツを心の底から 応援し、
 母は準々決勝ぐらいからそんなドイツのカーンのにわかファンになっただけな らいいが、「顔良くない?」私からは答えかねます、
 私は、・・・私は、各国の監督がちらりと映るのを楽しみにしていた。所業変 わらず。
 しかし、最初はまったく見る気がしなかったのに、終わってみれば一試合丸々 見ていたということはなかったけれど、結構色々な試合を見た。初心者でも、高 等な技術が何となく分かるのはサッカーの特徴だろうか。
 後は、決勝戦の日に行われたという最下位決定戦の映像が楽しかったというこ とと、道頓堀は阪神ファンの聖河だという認識を強めた、というところだ。


 2002年六月二十九日(土)

 「でも、『闇のイージス』って何巻まで続くんだろうねえ」
 昨日、新刊を手に何気なく言ったところ即座に、
 「三十六巻」
 との妹からの返事があった。
 「だって、これ面白いよ」
 そう言う彼女への私の気分は、かぐや姫か岸谷五朗かというところだった。
 ちなみに私は後、五十七巻ぐらい続くと思います。

 何気なく森茉莉で検索したら、「甘い蜜の部屋」について、「濃すぎて数行し か読めない」というような感想が多数あった。濃いなどとは全く感じずに、一気 読みした私は多少、いたたまれないものがあった。
 実は森茉莉の愛読者は大別して二派になり、「甘い蜜の部屋」「枯葉の寝床」 などの恋愛小説派と、「贅沢貧乏」「ドッキリチャンネル」などのエッセイ、エ ッセイ風小説派とである。そして後者は何故か決まって、「森茉莉の作品群では 『贅沢貧乏』のような軽いものの方が好きである」と言う。
 でも気持ちは分かる。

 世界名作劇場の「私のあしながおじさん」を見ていて、何か、脚色に違和感を 覚えた。ジューディが明るいだけの良い子の少女だと認識しているなら、その内 怪我すると思う。
 大体、ジョン・グリア院を出た直後の彼女は、過去よりも未来に思いを馳せる のに精一杯で、院長達を思って涙を流すなんてことは全くなかったと思うが。ジ ャーヴィー坊ちゃんがどのような脚色をされているか、それが心配だ。

 沙村広明「おひっこし」(講談社)を読む。いや、やはり亡き男の遺志を継い で日本を牛耳らねば。後最後、あそこまで多くの経験をした女性が今更、あの程 度の男にこだわるのも何だか変だ。  それから、漫画で名歌詞に会うことは滅多にない。


 二〇〇二年六月二十三日(日)

 「私の時間は、十三年前に止まりました・・・」
 「早いものだ、君ももう、にじゅ」
 副長のライトニングストレートで船長、撃沈す。

 木曜の「ふしぎの海のナディア」が「裏切りのエレクトラ」の回だったので、 見た。
 船長が反則過ぎた。各人の台詞等は流石に忘れていたので、どうして敵が目の 前にいるのに船の自爆を選ばなかったかという理由を、改めて知る。ああ、それ は死ぬために生きる者(本人談)が口にする言葉じゃあない。

 「君の幸福を、これで駄目にしてしまった・・・」
 「・・・なら、どうしてもっと駄目にしてくれないんですか」


 私、きてますな。


 二〇〇二年六月七日(金)

 これを作ったのですが、元となっている作品の出版 社の意向を汲んで、表向きには発表しません。作品内における具体的名称も伏せ ました。
 それでも出版社の方からの要請があれば、可能な限り要望にお応えできるよう に致します。
 なお、雑誌の展開には多分かすってません。ご安心を。


 二〇〇二年六月六日(木)

 月曜に一度読んだだけでは耐えきれず、ビックコミックスピリッツを買いに本 屋へ駆け込んでしまった。


 二〇〇二年五月三十日(木)

 で、○○○(11も出たのだし、もう伏せなくていいか?)も倒した。後は終 幕に向かうだけだ。

 ヘルムート・ニュートンの写真展に行って来た。
 新聞でぱっと見ただけで行くことに決めたので、入り口からいくつか作品が見 えた途端、
 「いかん、私の知らない世界だ」
 と頭が混乱しかけるが、しかし折角来たのだしと頑張って見ることにして数十 分。人間というものの捉え方をいうものを又一つ知ることができたように思えた 。レントゲン写真もあったけれど、突き詰めるとそういう方向にも行くんだろう 。
 それにしても他のどんな作品より、大きく飾られている某俳優の顔写真と目が あった時のみ、妙に照れくさくなってしまった。そんなものかも。


 二〇〇二年五月二十五日(土)

 ファイナルファンタジー10が家に帰ってきた。
 ウンか月ぶりなのに、何事もなかったかのように続きをしている自分が何だか な。

 伊藤俊人氏のご冥福を祈ります。これでもう、「王様のレストラン」の新作は 不可能になってしまった。


 二〇〇二年五月十八日(土)

 アクションRPG(?)「デビル メイ クライ」(カプコン)で、イージー モードなのに第三面の蜘蛛であっさりと行き詰まっていた為、エンディングを兄 に見せてもらうという、大変せこい方法を取る。(しかし兄はハードモードだ)
 ラスボスへの止めの一撃が良い、とだけ書いておこう。
 しかし、自力で見られる日は来るのか。


 二〇〇二年五月十一日(土)

 そういえば先日、衛星放送で再放送中の「ふしぎの海のナディア」を偶然見た ら、お葬式の回だった。
 ・・・良かった・・・久しぶりに見たのがその前の回じゃなくて・・・
(ご存じない方のために。前の回は、ある人物のきつい死に様を正面から描きき った回でした)
 今見たら、ナディアとジャンのそれぞれの視点は、戦争を知らない、現在の我 々のものなのかもしれないな、などと思った。それから女性陣はいつも同じ服装 で気が狂わないのだろうか、とか。
 というより、ナディアとネモ船長は○○のようだが実はそうではなかった、と いう展開の方がときめいたのになあ。(おいおい)
 そして本放送の頃から、機関長はネモの親戚(亡妻の叔父とか)とにらんでい たのだが。どうでしょう。

 それにしても、ナディアでさえ、再び見る気になるまで十年以上(!)かかっ ているのか。
 エヴァなんて(特にEoEは)見る気になるまで何年かかることやら。


 二〇〇二年五月五日(日)

 結局、メールが見られない(当然送ることもできない)のだが、

1パソコンが悪い
2メールサーバー元が悪い
3私の行いが悪い

 さあ、正解はどれだ!

 昨日、テレビでローザンヌを見たのだが、体型が私と同じ人間じゃないぐらい に綺麗だ。


 二〇〇二年四月二十九日(月)

 昨日、大阪へ行き、ヴァルキリープロファイルの本を求めたらヘルシングのサ ークルのペーパーがついてきた。・・・あれ?

 しかし、ネットを色々と見て回ったらレザードが人気だったのには驚いた。い や、私は彼のことは嫌いではないが、堂々と好きだと叫べるような対象では無い 。人の迷惑顧みない(って電線音頭?)な人なんですもの。
 ええっと、勝手にヴァルキリーに横恋慕し、彼女を呼ぶために恩師夫婦を殺し 、待ちかまえていた割には彼の塔は強敵だらけで(レベル稼ぎには大変結構な話 だが)、ヴァルキリーの魂を入れるにふさわしいホムンクルスを作成するために 何人もの人間とエルフを犠牲にし、おまけに毎夜そのホムンクルス達を愛でてい る人でもある。
 本当にこれ、全年齢対象ゲームか?

 えー、冗談を抜きに語ると、魔術師としては向かうところ敵なしだったレザー ドにとって、神々は初めて彼を圧倒した存在だったのであり、詰まるところその 一端であるところのヴァルキリーに一目惚れしたのは、彼の劣等感の裏返しに過 ぎない。
 メルティーナを殺したのも、彼女の性格や才能、全てをひっくるめた存在への 嫉妬であり、焦燥感から来るものと思われる。
 といってもメルティーナから見た彼の才能への嫌悪に比べれば小指の先ほどの ものだろう。ロレンタは学院の規則を破ってまで彼を圧倒しかねないような人格 ではなかったので対象外。勿論、規則というものをそういう目でしか見られない ところに彼の限界があるのだが。

 そんなレザードとヴァルキリーのカップルが人気らしいが、私はレザードの恋 は実らないからこそ端から見ていて楽しいので、というかあんな恋は実ったら駄 目だろうと思うので、ヴァルキリーは全霊全力をかけてふりまくっていただきた い。
 で、私の好きな男女カップルはレザードとメルティーナだ(何故)。


 二〇〇二年四月二十七日(土)

 今日、ついに約三か月に渡った、歯医者の治療が終わった。
 それは辛く、苦しい日々だった。酷い日など、・・・いや、もういいか。

 妹が「anan」を買ってきたので見せてもらった。
 おお、好きな男の十五位にオダギリジョーが堂々ランクインだ。
 そして十八位が明石家さんまか。
 (投票者はどういう基準で選んでいるんだ?)
 でも、一位で約千五百票、ということは、総数は一万票も無いんじゃないか、 と思われる。それでも一位が毎回報じられるのはどういうことだろう。
 ちなみに、当然の事ながら、私の好きな男性芸能人は好きな方にも嫌いな方に もランクインしていない。どうせこっちはマイナー好きである。


 二〇〇二年四月二日(火)

 現状はというと、三月半ばで無事訓練を終え、また履歴書を書く毎日である。

 ・・・それにしても・・・先日の「利家とまつ」で、何で利家には「(退却戦 の)殿を務めさせて欲しい」と言わせておいて、秀吉には言わせなかったんだ! と心の中で暴れた日曜の夜であった(それをいうなら井口や、ましてや殿に加わ ったことをちらとも描かれなかった光秀はどうなるの)。

 前回も、兄さんの嫁さんが侮辱されても平然としていたのに、兄さんが侮辱さ れた途端に怒り出す辺り、「所詮、嫁さんは他人だものね」と思ってしまった。
 何だか感情的になってしまった。

 三浦真奈美「アグラファ1 蒼空のシディ」(中央公論社)を買い、今野緒雪 「マリア様がみてる レイニーブルー」(集英社)も買い、大変幸福な今日この 頃。


現在の日誌を見る
研究室入り口に戻る

inserted by FC2 system